■Guiwire NotePad2　レビュー　（東京都 M.S.さん）

本製品に非常に感銘を受けたため、レビューを書かせていただきました。
きっかけは店頭デモシステムでDAC天板に設置した際、良い意味で音が明瞭になると感じたため、試しに１つ購入してみました。

箱裏の説明書きには、CDプレーヤーのドライブ部直上部に設置するのが一番のおすすめ的な記載がありました。
自宅のシステムでそのように使ってみたところ、この種のアクセサリーとしては驚くほどの良い変化がありました。
端的に表現すると以下のとおりです。

1. バックグラウンドが静かになる
2. デジタル的なharshness（きつさ）がなくなり、音が明瞭でありながら潤いを帯びる
3. その結果として音量を上げてもうるさくなくなり、音量を上げるほど音楽がリアルに再生される

同様にEMI/RFIを低減することを謳った別製品を使ったときは、たしかにノイズ感が減るものの音自体の帯域が狭まる印象がありましたが、本製品にはそのようなネガティブな要素が見られません。

変化の方向としては、PanasonicのPLC用ノイズフィルターをオーディオ機器「以外」の電気製品に使用したときの変化に似ています。（これも良いアクセサリーです）。

ただし、使用する箇所によって非常に良く効くところと、そうでもないところがありました。
「拙宅では」という但し書きですが、以下のような効果の優劣が見られました。

a) 顕著に効果がある箇所：
・CDトランスポートの電源部天板
・DACの電源部天板
・昇圧トランスの天板

b) 次に効果がある箇所：
・CDトランスポートのドライブ直上
・スピーカーの天板

c) そこそこ効果がある箇所：
・DAC天板
・真空管プリアンプ電源トランス直上

d)あまり効果がなかったまたは悪くなった箇所：
・真空管パワーアンプ天板
・スピーカーケーブルのインシュレーターとして

Wadiaのような堅牢なシャーシで構成された機器でも明らかな効果があったため、システムによらずデジタル機器への使用は効果があるのではないかと想像します。また、スピーカーの天板への効果は理由が理解できませんが、無視できない変化がありました。

d)の箇所への使用については再度トライしてみたいと思っています。

結論として、デジタル機器をお使いのシステムではトライしてみる価値があるアクセサリーだと思います。
オーディオアクセサリーとしては価格が安いのも大きな魅力ですね。
拙宅では現在、合計6個のNotePad2を使用しており、その費用対効果に満足しています。

なお、薄い筐体の機器の天板に載せたときにあまりよい結果が得られなかったのは、その機器が筐体の鳴きを含めて音作りをしており、上にnotepadを載せることで音作りの部分をダンピングしてしまうからではないかと想像しました。
その場合は上ではなく、横や下に置くことで改善が見られました。