米国では定番のSUMIKOカートリッジ
ステレオファイルなどの雑誌で高評価され、米国アナログファンに人気のカートリッジブランドです。
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SUMIKOカートリッジ シークレットライブ in meg |
某日、ご存知メグにアメリカより上陸間もない伝説のカートリッジ「SUMIKO」が持ち込まれた。
店内で無造作に試聴準備を進め、店主寺島氏よりいきなり「カートリッジの試聴始めますがよろしいですか?」と同意を求め、強引に試聴スタート!実はスミコ 社の注文により日本で高品質製造されているこのカートリッジ、さて結果はいかに? |
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まずは試聴用のレコード探し。結構慎重に数枚選ぶが、試聴に使ったのは1曲のみ。 |
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カートリッジひとつでおもしろいように音が変わる。寺島氏も熱が入ります。 |
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戸惑いながら何故か試聴に付き合わされるお客様。メグに通うお客様も意外とご自宅ではアナログを聴いていないとのことでスタッフは驚き。 |
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歴史あるメグの音「ズン」「ドン」をさらに先鋭化させてゆくつもりだと語る寺島氏。
数日後、ドイツのアバンギャルドスピーカーが導入されました。 |
本当はスタッフ一押しの「Blue Point Special」をメインに取り上げたかったのですが「Celebration」のパフォーマンスがあまりにも素晴らしすぎたため、話題がそちらに偏り気味でした。
いやはや、突然某日ジャズ喫茶メグがヒアリングテスト会場に早変わりしたのである。7人ほどいたお客さんはいきなりの変化にびっくり。居眠りしていた人は目をパチクリ、「私、ここにいていいんですか」
SUMIKOのカートリッジ比較試聴が始まった。7人の方に無理矢理モニターになっていただく。なつき易い値段ということでまずはBlue Point Specialから。それとメグ常備のDENON 102との比較だ。ジャズっぽいのはDENON。しかしテナーやピアノやシンバルの「形」が見えるのはBlue Point Specialと特にオーディオファンでもないのに彼らの指摘は鋭い。これにはオーディオユニオンの根本さんと中坪さんが思わずヘェーの声をもらす。
圧倒的に全員一致でベストに選ばれたのが20万円のCelebrationだった。ご夫婦でみえていた奥さんが発言。「このカートリッジ、パワーが凄く感 じられるのに全然疲れませんねぇ。」 そうだ。その通りだ。全員がうなずく。全員がちょっと口惜しい。自分がそれを言おうと思っていたのになぁ。そういう気持ち。
私のこれまでの経験で言うとオーディオ製品とは高級高値になるほど優等生的な音色になってゆく。ジャズ的バーバリズムが後退し、青白き秀才と化してゆく。それでジャズは安物に限ると豪語していたが、これは一本取られた という感じだ。
いや、凄い。是が非でもこのカートリッジ当店で常用してみたい。が、しかし交換針が高くて使い切れない。ならばせめて1ヶ月だけ借りるのはどうだろう。ダメもとで頼んでみた。「いいですよ」の打てば響くような暖かい返事。うれしいねぇ。
どうぞ皆さん。本日より1ヶ月メグにどっと押し寄せて下さい。 Celebrationカートリッジと搬入ホヤホヤのドイツ アバンギャルド DUOスピーカーの夢の組み合わせを楽しんで下さい。そして驚いて目をまわして下さい。 (注:終了しております。)
寺島靖国
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