前作が大評判だった、多才なドラマー:松尾明(東京都出身)率いるトリオの、寺島レコード第2弾。2008年5月Landmark Studio録音。顔ぶれ的には前作同様、寺村容子&嶌田憲とのピアノ・トリオを基本としつつ、これまた前作と同じく西田幹&MAYAが1曲ずつにゲスト参入する趣向。ドッシリ重厚なドスっぽさとシャープで軽やかなキレを併せ持ち、圧倒的ダイナミズムで突き上げるように迫ってくるドラムの、(鮮やかなカンフー技の速射連打を思わせる)縦横無尽な機動的アタック攻勢!に気持ちよく煽り立てられながら、ピアノ者の、堅く太い骨芯の通った陰影豊かなプチ岩石タッチでの、バップの伝統にしっかり根ざした硬派な殺陣アクション・スタイルを先ず基軸に据えつつ、情味もたっぷりに力強く、熱く哀愁を歌い上げてゆく、精悍クリアーこの上なしの闊達プレイがスカッと座を飾った壮快芳醇編である。明朗で親しみやすい(大衆食堂的な美味しさを持つ)歌心表現と、スケールもドデカいハードな力学的アクションの迫真性、をそれぞれフル・ヴォリュームで活かしきり、鬩ぎ合わせつつ融和させた、かのような、リズム造形面での変化?凸凹起伏にも富んだ、人情活劇大河ドラマ風の実に歯切れよい、エモーショナルな驀進が溌剌と続き、主役ピアノの、凛々しく勇ましげな一徹職人のようでもある、根底にはファンキーなコク?吟醸風情をこってり備えたビタースウィート風味の毅然たる立ち回り、が粋に映え渡る他、ごっつり極太ベースのウォーム&ダイナミックな旨口うねり躍動や、ブルージー&スモーキーな燻し銀的トロンボーン吹鳴、繊細でしっとりクールそしてちょっとデカダンスな妖艶ヴォーカル、らも鮮度抜群に彩りを添えて、瑞々しい清新気分の絶えない、テンポもよしの充実した道程展開に仕上げられている。
《本作のセールスポイント》 |
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ジャケット、作品に関する同氏の想いを具現化! |
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デジパック、紙ジャケを超えた上製本仕様豪華ブックレット |
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選曲、演奏スタイル、演奏時間、レコーディング、ジャケットデザインの全てを寺島靖国氏が責任監修!! |
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ゲストにMAYA(Vo.)、西田幹(Bass Tb)が参加 |
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オーディオファンへの訴求[192Kレトロ・フィデリティ・サウンド、Rb(ルビジューム)+GPS Master Clock] |
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演奏:松尾明(drums) 寺村容子(piano) 嶌田憲二(bass) |
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録音2008.05.03~06 at LANDMARK STUDIO |
《収録曲》 |
1.
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3.
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5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12. |
Angry Dogs
Rusignol
Swingin' The Samba
Besame Mucho
Elinbari Express
Rumba Del Cajon
Rendezvous
Georgia On My Mind
Briming Tears
Question & Answer
I Surrender Dear
Goodbye |
松尾 明 Akira Matsuo(ds)
寺村 容子(p)
嶌田 憲二(b)
西田 幹(btb on 6)
MAYA(vo on 8)
2008年5月3日~6日 Landmark Studio録音
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